2010年06月08日

軽井沢シンドローム

先日、飲んでいる時に軽井沢シンドロームの話題が出た。軽シン、久しぶりだ。話題にあがったのも20年以上経つか。当時、学生だった自分はこの漫画にはまっていた。すぐにアマゾンで検索したが、当時のコミックは売ってない。ラッキーにもオークションに出品されていたのを即購入。若かりし頃が蘇ってきた。

この漫画は1982〜1985年にスピリッツで連載されていた。この時代、ホイチョイプロの見栄講座やPOPEYE、ホットドッグプレスといった雑誌も人気で、バブル突入直前の言わばちょっと浮かれた時代だった。アナログレコードがCDに変わりだした頃。携帯もPCも無い時代。

他のどの漫画にもない独特の雰囲気があった。今では当たり前だが、漢字に読みとは違うルビを打つのも軽シンから流行ったようだ。やたら書き込みが多くて、本論とは関係ない書き込みもいっぱいで、作者の趣味が遊び心いっぱいで書かれている。各話のタイトルが当時の曲名が多く使われていたり。中島みゆきが多いんだな。ものすごく軽い調子の登場人物なんだが、今読むと結構熱いな。最近の若者はもっと冷めているように思うから、読んでも面白くないかもしれない。

セリフも今じゃ臭いと言えるようなのが多いけど、何とも言えないテンポと言い回しで印象に残るセリフも多かった。
「久美子はプラスチックな絞殺死体」
「この絵のみるくは純生を見ている」
……

あれだけ何人もの女と関係を持ちながらも、みんなから頼られ、慕われる耕平。現実にはありえない設定だが、嫌味にならないのが不思議だ。
最初に見たとき、なんじゃこの絵はと思ったが、慣れてくるとこれがまたいい味を出してる。シリアスとコミカルをほんとにうまく使い分けている。
第一巻が一番良かった。六巻の匡一が出てきたあたりから、尻すぼみというか、ちょっと違う雰囲気というか、収拾がつかなくなってしまった。五巻までの雰囲気で描き続けるのは限界だったんだろう。

好きな漫画はいっぱいあるが、外せない漫画だな。

軽井沢シンドローム.JPG

posted by D at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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