2010年10月24日

母なる証明 ☆☆

興味深い作品ではあるが、好きか嫌いかと言われれば嫌いだ。
人間のいやな部分を描いていて、救いがない。
何か救いと言うか、自分にとってほっとするようなところがないと。
シリアスな映画なのに、ちょっとした笑いを盛りこんで話は展開していって、終盤近くまではかなり面白かったんだが。
でも、好き嫌いを抜きにすれば、かなり良くできた作品だと思う。
邦画じゃここまでインパクトのある作品は作れないだろうな。
韓国映画らしい映画だ。
役者陣はみんないい味出してると思う。

以下、ネタバレ。
母なる証明 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

この監督はこの映画に何か希望のようなものは見出しているのだろうか。
笑いを盛り込みながらこんな映画を作るのは不思議だ。
邦画の重力ピエロと似たところがあるけど、あっちは笑いは取ろうとしてない。
丁度、サンデルの「Justice」を読んでる最中ということもあるが、自分としてはこの映画には正義は感じられない。同情もない。

脚本はしっかりしてると思うが、分からないところもある。
アジョンの鼻血とかいやな記憶を忘れるツボとか、伏線がしっかりしてるところもあるが、アジョンの携帯がどうして米の中から出てきたのかとか、どうしてアジョンの携帯に廃品回収の老人が写ってたのかとか、腑に落ちないところがある。
一番気になったのはトジュンが酒のんで家に帰るシーンで、あれはトジュンの記憶の再現じゃないんだから石を投げられて都合のいいとこだけカットして立ち去る見せ方は姑息だ。せめて石を投げられた後のシーンは家に帰ってきたシーンにすべき。その後のトジュンの記憶の再現シーンでそのまま立ち去るとかにしないと。この映画のストーリーを成り立たせているのは、バカなトジュンが何でもすぐに忘れてしまうところをベースにしてるわけだから。
posted by D at 12:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
映画を何を考え観るかコメント読んで
考え込んでしまう
彼は正気だと思う。
Posted by rosso at 2010年10月24日 13:52
彼とは誰ですか?
Posted by D at 2010年10月24日 16:22
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