2011年05月14日

キサラギ ☆☆☆☆

面白かった。
良くできた脚本だな。
この手の映画の中でもトップクラスは間違いない。
「運命じゃない人」にも勝るとも劣らない。

1年前に自殺したアイドルのファンが1周忌に追悼のために集まり、その真相を探っていくという話で、閉じられた空間の中で劇のような演出。
笑いのセンスはいまいちついて行けないところはあるけど、脚本はほんと良くできてる。細かな伏線も、ちゃんとみんな活かしているし無駄がない。
中盤あたりまではちょっと盛りあがりに欠ける気もするけど、後半の畳みかけるような展開はみごとだな。最後は余計な気もするが。

古沢良太という脚本家なんだが、ドラマを多く手がけてるみたいだ。ドラマは見ないから分からないけど、映画も「ALWAYS」は見る気がしなくて見てないし。ただ「釣りキチ三平」の脚本も書いてるんだが、あれはちょー駄作なんだけどな。こんな面白い脚本書けるのに不思議なもんだ。漫画の実写化はハードルが高いかもしれないが。

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ここからネタばれ
導入部はなんじゃこれって感じなんだが、ストーカーの話が出たあたりから話が展開していく。
わざとなんだと思うけど、すぐ香川照之だと思い当たる。
その後、小出恵介の話になるんだが、その段階でこういう展開なんだって分かるわけで、ユースケ・サンタマリアも塚地もなんとなく察しがつく。でも、細かな伏線がほんとに良く考えられている。カチューシャとか生写真とかアロマキャンドルとか。
そして、小栗旬だけが取り残されたかと思ったら、あの手紙に行くところがほんと良くできてる。ほろっとしてしまった。さらに、また香川照之に戻るのも。
全てにちゃんと伏線が張られてるのが凄い。

難を言えば、舞台劇みたいな大げさでわざとらしいセリフの言い回しと役者陣の反応がちょっともやもや感が残る。あれがいいと思う人もいるんだろうけど。
如月ミキの顔出しも無いほうが良かったかな。エンドーロールも自分にはいまいち。
posted by D at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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