2012年01月22日

あしたのジョー ☆☆★

制作としては誰に向けて、作った映画なのか。
自分の世代ではこれほどメジャーな原作はないと思うし、そのようなファンに見てもらうための映画なのか?原作を知らない人にも楽しんでもらうための映画なのか。
中途半端だ。
曽利文彦という監督、「ピンポン」は漫画が原作でもすごく良かったんだが。

原作をめちゃ愛している自分にとって、原作を知らない人が見たらどう思うかって想像するのは非常に難しい。ストーリーは知ってるし、端折ってる背景も頭の中で追いかけながら見てしまうから。

脚本について言えば、丈と力石との関係が、単に友情と言うだけじゃない関係が何か唐突に感じた。二人の間の微妙な感情が表現されていない。
豚に乗ってトンズラを実写でやるのは無理があっても、もう少し少年院での二人の関係を表現できてればよかったのに。

白木葉子のエピソードは余計だ。実写化するにあたって、必ずしも原作通りにしなければいけないとは思わないが、いい脚本だとは思わない。2時間ちょっとという時間制限の中、やっぱり丈と力石の関係を描くことに力を注ぐべきだな。

脚本のガッカリ感に対して、役者陣は頑張ってた。特に伊勢谷友介と香川照之は熱演だった。伊勢谷の力石はほんと雰囲気出してたし、肉体改造もすごい。あの減量苦をかなり表現できてた。細かいけど、当時は当日計量で前日計量じゃないんだよな。前日計量にしてしまうと、金竜飛との話をどうするのか。てか2を作るかも分からないし、金竜飛との試合をやるかも分からないんだが。

山下智久の矢吹丈はイマイチ。なんか暗すぎる。矢吹丈は暗いところとめちゃ陽気なところと両方持ち合わせているキャラなんだよな。陽気なところは全くといっていいほど無かった。

あのエンディンからだと2を作る気はあるようには思うが、紀ちゃんが登場してないんだよな。あのエンディングに繋がるまっ白な灰のセリフはどこで出すつもりなのか?

一つの映画としてはイマイチだったけど、思い出させてくれただけでもいいか。
伊勢谷友介と香川照之に★一つおまけだ。

あしたのジョー スタンダード・エディション [DVD]
posted by D at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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