2013年08月14日

ヘルプ 心がつなぐストーリー ☆☆☆

今年の97本目。
シリアスな話だけど良かった。

1960年代のミシシッピ。
黒人女性はメイドになるのが当たり前の時代。
しかし、黒人差別は根強く、ミニーは家の中のトイレを使ったことで首にされてしまう。
メイドたちの扱いに疑問を持つスキーターはメイドたちにの話を聞いて、本にして出版しようとするが…

差別というものが身近になかった自分にとって、分かってはいても自分が生まれたころにこれほどの差別があったことを見せられると、なんとも言えなくなる。
リンカーンの奴隷解放宣言からは100年経っているから彼女たちは奴隷ではない。
裕福な白人に雇われて入るのだが。
しかし、同じ食器やトイレを使うことを異様に嫌う割には、メイドに食事を作らせ、自分では子育てせずメイドに任せっきりというのは馬鹿なんじゃないかと思ってしまう。

シリアスな内容ではあるけど、全体的には明るい雰囲気で描かれており、コミカルなシーンも多いし、白人の中にもいい人がいることが暗くなりすぎなくていい。
エマ・ストーン演じる独身のスキーターは白人の主婦友と付き合いながらも彼女たちの態度に疑問を感じているが、自分の家のメイドにはそれなりの扱いをしてしまっている。
これは、そうするることが当たり前の世界になってしまってるんだろうな。
この話の中で自分が一番好きだったのはジェシカ・チャステイン演じるシーリアで、もの凄く天然でお馬鹿な役なんだが、天然故かメイドに偏見なく接する姿が嬉しくなってしまう。
パイの件は他のエピソードに置き換えられなかったのかな。
それがこの映画のマイナス点だな。

エマ・ストーンは「アメイジング・スパイダーマン」の時はそれ程魅力的には思わなかったけど、と言うかこの映画より後なのに高校生を演じてることに無理があったわけで、この映画では大学を卒業して働き始めたころの設定だから、ぴったりあってて良かったな。

これで、2012年のアカデミー賞作品賞ノミネート作品は全て見たことになるが、これが一番良かったかな。実際には作品賞は「アーティスト」
この映画でミニーを演じたオクタヴィア・スペンサーは助演女優賞を受賞。
ジェシカ・チャステインは助演女優賞にノミネートされたけど取れなかった。
自分的にはスペンサーが主演女優賞でチャステインが助演女優賞で良かったんじゃないかと。

因みに作品賞ノミネート作のこれ以下に順番つけると、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」「戦火の馬」「ファミリー・ツリー」「ミッドナイト・イン・パリ」「ヒューゴの不思議な発明」「マネーボール」「アーティスト」「ツリー・オブ・ライフ」かな。

ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ [DVD]
ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ [DVD]
posted by D at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック