2017年01月23日

錦織圭vsロジャー・フェデラー

本来なら第5シードの錦織が4回戦で当たる相手ではないのだが、フェデラーが半年のブランクがあってランキングを落としていたために、この段階で当ってしまった。
ファイナルセットまでもつれた試合は惜しくも錦織が敗れたような報道が多いが、本来なら勝てた試合であった。

勝負の分かれ目は5−2とリードした第1セット第8ゲームの錦織のサービング・フォー・ザ・セット。
30−0とリードした場面で、サーブ&ボレーヤーでは無い錦織が何故にサーブ&ボレーに行ったのか。
ストロークで圧倒し、ファーストが入らないフェデラーにリターンでプレッシャーをかけ続け、絶好調に近い立ち上がりだったのに。
意表をついて楽にポイントを取りたかったのか?
フェデラー相手にかっこよく、サーブ&ボレーを決めたかったのか?
やる必要のないサーブ&ボレー、これが決まっていれば錦織が勝っていたと思う。
しかし、結果はボレーをミス。
まだ30−15で余裕があったにもかかわらず、意地になって次のポイントもサーブ&ボレーに行って、またしてもミス。
ズルズル行くところを2ブレークで止めて、タイブレークに持ち込み第1セットを取ったのは流石だが、錦織が自分を取り戻したことよりも、フェデラーが調子を取り戻してしまったことが大きい。
ブランクがあってランキングを落としたとは言え、フェデラーはフェデラーなのである。
気を抜くこと無く、全力で潰しに行くべきだったのである。

第1セットを取って少しは有利なはずなのに、有利な感じは全くしなかった。
第2、第3セットを落として、第4セットを取ったのは意地と気合だったと思うが、その時点でもう錦織が勝つ姿は想像できなかった。
まだまだ、元気いっぱいで疲れを全く感じさせないフェデラーに対して、錦織は足が動かず、サービスの威力も落ちていて、本当に第4セットを取れたのは奇跡に近かった。
案の定、メディカルタイムアウトを取る錦織はフィジカルでも35歳のフェデラーには敵わなかったわけだ。

なまじ色んなことができるから、自分のプレーに徹することができない。
ナダルがサーブ&ボレーをするところを見た記憶がない。
彼は自分がなすべきことが分かっていて、それに徹することができる。
錦織のストロークとリターンは間違いなく世界のトップレベルなのだが、サービスとボレーは錦織よりも上手いプレーヤーはいくらでもいる。
錦織がグランドスラムで優勝するためにはストロークに徹して、サーブ&ボレーは封印すべきだと思う。

ラベル:2017全豪
posted by D at 20:02| Comment(0) | TrackBack(0) | テニス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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